客観的に思い出す自分

考える、書き出す、見直す。

書き出すと、読み返すと、結構思い出すことある。

ミケが死んでからちょっとショックで近所の野良猫に会っても挨拶をしなくなった。気付いたら猫の顔揃えが変わってて、その中にミケに似た猫がいた。

こげ茶色ベースに黒い毛の猫。三毛猫の定義にはやっぱり当てはまらない。ミケとは黒い毛が占める範囲とかヒゲの数とか耳の形とか、明らかに違うところがあってミケじゃないってことはすぐにわかった。でも似てたから、ミケの子どもなのかな、とかちょっと漫画チックにミケの生まれ変わりかも、とか考えた。ミケは妊娠しないよう手術受けてたのか、むしろオスなのかメスなのか、わからん。

 

心が温かくなって、それからまた近所の猫に挨拶をするというちょっかいをまた再開した。

やっぱりその猫見かけた時が一歩先嬉しくて。腕2本伸ばしたくらいの距離の近さまで近づけるようになった。

その猫の目の色を見て、やっぱりミケじゃないなって改めて思って、その時だけちょっと悲しさが戻ってきて。

 

今はもう見かけないけど、可愛かったなって思う。